■ 条件によって燃費は全然違う
気温や、天気、路面の状態、気圧、高度などいろいろな条件が車には大きく影響してきます。
エンジンは空気を吸い込み、ガソリンと混合し燃焼させます。
その吸い込む空気の質によって燃焼状態が変わってしまいます。
■ 一般的な街乗りでは10・15モード燃費の約70%
自動車のカタログの燃費の欄には、『10・15モード燃費での測定値です』と説明が書いてあります。
10・15モードとは実走ではなく、テスターの上でタイヤを回転させながら行った物です。
実際の走行環境とは違い、実際に10・15モード燃費程の燃費は出ません。
車種にもよりますが、燃費が10・15モードを少しでも超える数値だと、実は燃費はいい方です。
■ ガソリンスタンドを選ぶ
あまり意識する人はいないのかもしれませんが、ガソリンスタンドのメーカーによってガソリンの成分が違います。
ガソリンが違えば、もちろん燃費に影響します。
ガソリンの値段だけでガソリンスタンドを選ぶのは大間違いです。
燃費が違えば、少し高いガソリンスタンドで入れても結果的に安い場合もあります。
悪質な格安のガソリンスタンドによっては、ガソリンを水増しするためにに変な混ぜ物を混入させ、営業停止になるようなガソリンスタンドもあります。
燃費が悪いどころか、エンジンに悪影響が出るようなガソリンもあります。
燃費を考えるのであれば、ガソリンスタンド選びも少し考えてみるといいと思います。
■ 不要な物を車に積んでおかない
排気量2000ccの車に10キロの荷物を乗せて走行すると、0.3%の燃費悪化と言うデータがあります。
スキーキャリアを装着してあると空気抵抗が約40%増え、高速走行だと13%燃費が落ちます。
窓を全開にした走行も、約10%の空気抵抗増加になります。
■ タイヤは細い方が燃費はいい
タイヤの太さは転がり抵抗になります。
とはいえ、燃費のために細いタイヤに交換するわけにもいきません。
空気圧を少し高めにして、接地面積を減らし、転がり抵抗を減らす方法もあります。
逆に空気圧が下がると、燃費も悪化します。
メーカー指定の空気圧から0.5kgf/cm2減少すると、0.3km/L程燃費は減少します。
■ アクセルはなるべく一定に
アクセルを急に踏み込むと、車は通常よりも燃料を多く消費します。
逆に言うと、そうすることで急加速を可能にしています。
■ ブレーキを極力使わない運転を
市街地で、信号が青になれば加速し、赤信号が見えるとブレーキを踏む人が意外に多くいます。
常にアクセルかブレーキを踏むような運転はよくありません。
先の信号や交通状況を予想し、最低限のブレーキですむ運転を心がけましょう。
■ 惰性で走る
一時停止など、停まることが予想できる状態であれば、加速は最低限にし、ニュートラル状態の惰性で走りましょう。
■ エンジンブレーキを使う
長い下り坂で、ニュートラルにしブレーキでスピード調整をする状況であると、アイドリング分の燃料を消費します。
エンジンブレーキ中は、燃料カットが入り全く燃料を消費しません。
一般的な車両で1500rpm以上の回転数で、アクセルをオフにすると燃料カットが入ります。
回転数が低すぎると、アイドリングさせる分の燃料は消費します。
■ アイドリングストップ
エンジンをかける瞬間、通常よりも多く燃料を消費します。
その増加量は、アイドリング5秒分に相当します。
アイドリングを5秒以上する場合は、エンジンを止めた方が燃料消費は少ないことになります。
神経質に、エンジンを切る必要は無いかとは思いますが、
ちょっとコンビニで買い物する時等はエンジンを止めた方がいいと思います。
■ 最高トルクの回転数で走り続けることが高燃費走行